Yahoo! UI Library > 特徴
2007年01月09日
Version
0.1.22
抽象的な特徴
Yahoo! UI Libraryは米Yahoo!が提供する、Javascriptライブラリ。
その特徴は、WEBアプリケーション作成支援を包括しているところです。AjaxやDom、Event周りはもちろんアニメーションやD&Dなどのユーティリティ、それらを目的にあわせてすぐに利用できるように加工したウィジェット、更には初期化・フォントなどのCSS(スタイルシート)にいたるまで包括している巨大なライブラリです。
サンプルも付随しているので単純に利用するだけならそれほど苦労することはないでしょう。しかし、prototype.jsに比べて、かなり複雑で膨大なソースになっている為、ひとたび自分でクラスを拡張しようものなら、ソースを追っかけるのはかなり大変な作業になります。
ただ、コメント付きのソースと圧縮しているソースの2種類用意してくれている為、ソースの解読と実装で使い分けができる配慮までしてくれているところがさすが大手といったところでしょうか。
具体的な特徴
【メリット】
・基本的に他のライブラリは必要ない。
・CSSも付随しているので、組み合わせによる表示的なバグがおきにくい。
・サンプルが付随している為、直感的に必要なものを作成できる。
・ログ監視用のライブラリも搭載しているので、デバッグしやすい。
【デメリット】
・マイナーバージョンUPが頻繁にあり、追っかけるのが大変(履歴はきちんとしています)。
・基底クラスが"YAHOO"の為、毎回"YAHOO"と記述する必要があり(精神的抵抗)。
※これについては最初に変数に代入することで解決できる。
・全てのライブラリを利用するとファイルサイズが多きすぎる(200KBを超える)為、必要なライブラリを選択する必要がある。
まとめ
サンプルの充実度、JSDocによるマニュアル、ログ監視、CSSにまで目が行き届いている所は評価できます(reset.cssは便利!)。拡張する為ではなくあくまで利用するライブラリとしては優秀です。
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